STARS ONに行けなかった

10/12(土)~13(日)

大阪においては台風の影響は限定的だった。岡山などはほとんど無傷といって良いような様子だった。なので日曜日に岡山の倉敷あたりで開催されるザゼンボーイズが出演するSTARS ONというフェスは予定通り決行されるかと期待していたのだが、土曜日の夜に中止が発表された。開催地に被害がなかったとしても、東京からの交通機関等に甚大な影響が出ている状況では無理からぬ決断だったと思う。という経緯があり、翌日の予定が消えて早起きする必要もなくなったので私は文庫本を一冊持って近所の焼き鳥居酒屋に向かったのだった。

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チープで安心する味わいだった

ハイボールを頼むと思いがけず酒が濃く、もともと飲める方ではない私は簡単に酔いがまわってしまった。酩酊しつつ本を読むのは楽しい。極めて純粋なレジャーという感じがする。読んだ内容はほとんど覚えておらず後に特段学びはもたらさないがただホンワカとした楽しさは残るという点で。二杯の酒とそれなりの料理と薄い文庫本で随分楽しむことができた。

道化師の蝶 (講談社文庫)

道化師の蝶 (講談社文庫)

 

意外にも、今日記を書いていてそれなりに内容を思い起こすことができた。そしてこれは飲酒しながら読むのに良いチョイスだったと思う。一種のメタフィクション、箱庭型の物語として構成されており酩酊感を加速させる要素が備わっていた。良い読書体験だった。楽しみにしていた予定が崩れてもそれなりにリカバリーできて気分が良かった。

ところで、「飲酒読書」における店選びのコツはなんといっても席数の多いチェーン店を選ぶことだと思う。このときばかりは料理のクオリティについては優先度を下げて、他の大人数の客に紛れ込んで店員から放っておかれやすいシチュエーションを作りやすい画一的な接客が行われるチェーン店をチョイスするべきだと思う。そして多くの場合、そうした店には奥まった所に申し訳程度のカウンター席があるのでそこを陣取ってひっそりと読書を楽しむのが良いだろう。もちろん2時間程度席にいても文句を言われない程度の注文はするべきだが、逆にそれら最低限のルールを守れば変に声をかけられることもなく読書に没頭できる環境を容易に手にできるだろう。