2019年6月に読んだ本とマンガをメモしておきます。

ささやくように恋を唄う: 1【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
- 作者: 竹嶋えく
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2019/06/18
- メディア: Kindle版
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先輩後輩百合。絵が綺麗。誰かしらの系譜に連なる絵柄なのかしら。やたらと琴線に触れる見応えのある絵でとても良い。ストーリーは王道を征く「お互いの”好き”の意味が違う…」的なアレで気持ちの温度差が明確になったところで終わり。どう展開するのだろうか。続きを追いたい。
ユリトラジャンプで掲載された短編を引き延ばしたもの。引き延ばした、と形容する他ないよこれは。あまり気持ちの良い読書体験ではなかった。
「りびんぐでっど!」が好きだったので作者の作品はそれなりに追っている。百合とか関係なく面白い。そして百合としても面白い。素晴らしい。
大学生同級生百合2巻。サッパリしたキャラを気取りつつの大嫉妬編。生々しさ、青臭さ、ドロドロ感が増して非常に良い。綺麗な解決に至らないところも良い。メイン二人もだけど取り巻くサブキャラ達も若々しい良い人格が与えられていて読んでいて楽しい。さすがにヒール役の男の先輩のこじらせっぷりはリアルっぽさを毀損している気がしたが。次巻は三角関係編かな?続きが気になる。
異形のJK先輩とショタ後輩のラブコメ?ダーク?ファンタジー?の第三巻。ダークではないか。二人の関係には一定の答えが見つかってカップルとしての安定感を増し、ラブコメ感が楽しい。それにしても今巻は新キャラ・新展開・急転直下のストーリーにハラハラだった。異形の造形がすごいんだよなあ。緊迫感は極限まで高まり次巻へ。続きが気になる。
ツイッターで見かけてまんまと読んでしまった。それなりに楽しめた。厨二病主人公が己の性欲を割と素直に吐露するのには好感を持った。続きは追わないかな。
いよいよ何を面白く感じているのかわからなくなってきた。あと何年か経って読み返したら味わい深く感じるんじゃないかなあ、みたいな予感がして読んでいるところがある。予感というか期待かな。現時点ではさらさら読んじゃってあまり心に残ることはない。向いてないのかも。
「シュトヘル」以降、作者の動向をまったく追えていなかったのだがようやく読めた。近未来・生物兵器SF、日本が中露に分割統治され、中国側で日本人は”倭族”と呼ばれ、時代のうねりに翻弄されている…。混沌とした状況下で対露用生物兵器として生み出された異形の戦士”倭狼-ウォーラン-”は脱走し、山奥でコミュニティを築くがそれを良しとしない中国当局から狩人部隊が派遣される。部隊の隊員の一人と”倭狼”の頭領には因縁がありそうで…。という背景は置いといて、キャラの造形とアクションシーンの描写格好良すぎて痺れる。楽しみな作品が増えた。遠大な大長編に発展するようでもあり案外あっさり終わりそうでもあり。もちろん長く続いて欲しいが。本編と巻末のおまけ漫画の落差も相変わらずで良い。
田舎から上京して進学校に入学した主人公が持ち前のキャラクターで周囲にポジティブな影響を及ぼしていく様が微笑ましい、が、相当に気を使ってキャラを動かしてるんだとは思うんだけれど、それでもヒール役がハッキリしすぎていて読んでて胸が痛くなることもあり。前向きなカタルシスが訪れれば良いのだが。とは言えコメディ成分も多めでかなり笑える良い作品だ。追っていきたい。