読んだ本とマンガ/2019年4月

2019年4月に読んだ本とマンガをメモしておきます。

天国大魔境(2) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(2) (アフタヌーンKC)

 

「外の世界」のキルコの衝撃的な生い立ちが語られる。その後、乗っている船が”ヒルコ”に襲われるが、その怪物の姿を読者は知っている…。マルとキルコの連携プレーで首尾よく怪物を倒す。一方「学校」では、トキオがククに連れられて”本物の赤ちゃん”を目にする。石黒先生の描く絶妙にグロテスクな造形がすごい。そしてミーナとかいうマザーコンピューター的なものが登場。詳細は不明。「外の世界」の二人は、光線銃の鳥のマークの謎を追って大きめの町に到着する。一悶着起こる。「学校」では、病に伏したタラオの容態が急変する。全身にアザが出て苦しむ姿は、「外の世界」でマルの付き添いだった人物を彷彿とさせるが…?

様々な示唆が提示されつつもまだまだ謎は謎のままで、頭にクエスチョンマークを浮かべながらぐいぐい読まされた。ふたつの世界の時間軸のつながりも定かでないし、気になることばかり。次巻が楽しみ。

 

あの娘にキスと白百合を 10 (MFコミックス アライブシリーズ)

あの娘にキスと白百合を 10 (MFコミックス アライブシリーズ)

 

学園百合群像劇の完結巻。白峰さんが自分の気持をはっきり見定めようと、これまで登場したカップル達に彼女らの関係性を問う。あっそこガチじゃなかったんだね…。というもやもやはありつつも、白峰さんはきっちり答えを見つけて黒沢さんと幸せなキスをして終了。群像劇という点でややチャレンジな作品だったかと思いますが(主役の二人がほぼ登場しない巻もあった)、筋書き自体はオーソドックスで安心して楽しく読めました。

 

定時にあがれたら 1 (フィールコミックス FC Jam)

定時にあがれたら 1 (フィールコミックス FC Jam)

 

社会人百合すき。すごく良かった。絵も好き。年上敬語と年下タメ口。なかなかツボを突かれてしまった。続くっぽい。うれしい。

 

月と恋は満ちれば欠ける。(1) (百合姫コミックス)

月と恋は満ちれば欠ける。(1) (百合姫コミックス)

 

社会人百合すき。すごく良かった。絵も好き。前作「終電で帰さない~」も良かったけど、絵が一層洗練されてる感じして好き。百合姫コミックスって個人的には合わないと思ってるんだけどこの人の作品はとても良い。次巻が楽しみ。

 

ユリトラジャンプ?ウルトラジャンプ百合アンソロジー? vol.2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ユリトラジャンプ?ウルトラジャンプ百合アンソロジー? vol.2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者: うたたね游,U-temo,まるかわ,とこみち,青木潤太朗・品佳直,林家志弦,印度カリー,空木あんぐ,色緒サトル,まりん,ふくまーや,雪尾ゆき,おたき,道満晴明,稚野まちこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

これの1巻はたいぼく先生のことを知れたのが最大にして最高の収穫だったのだけど(その後薄い本も買い漁った)、今巻は印象に残る作家さんを発見することはなかった(たいぼく先生も描いておらず非常に残念)。道満晴明先生の素晴らしい短編が載っていたのが救い。

 

かくしごと(8) (KCデラックス)

かくしごと(8) (KCデラックス)

 

久米田先生の絵は本当にすきなんだけど、作品はどうしても惰性で買う感じになっちゃうんですよねえ。続きが気になるってことがあまり無いからかな。8巻まで読んどいてなんですが次巻は買わないかも。

 

人形の国(4) (シリウスKC)

人形の国(4) (シリウスKC)

 

弐瓶勉先生の絵柄の変遷といったらすごいよね。そしていつの頃も素晴らしく格好良いという。今はさながら宮崎駿2.0とでも言えましょうか。絵を見てるだけで幸せ。冒頭、エスロー一行と新キャラとのちょっとした邂逅があったが、これが後のストーリーに影響するかどうかはまったく分からない。ケーシャの兄カジワンはタイターニアの腕を取り込み、急速に人ならざるものへと変貌を遂げていく。帝国の策略とカジワンの失策によってエスロー達は絶体絶命のピンチを迎えるが、カジワンの”覚醒”によってなんとか事態を打開する。大きなダメージを負ったエスローを守り地下に潜るケーシャとタイターニア。帝国の皇帝は、自らの絶対的な力を脅かすエスローのAMB弾の真の能力に思い至り青ざめるが、ケーシャ達はまだ気付かない。力を得て慢心するカジワンは今後何を為すのか。一つ一つのシーンの淡白さと物語のドライブ感はトレードオフ。急転するストーリー展開に目が離せん。これまた半年待つの辛いなあ…。面白すぎる。

 

ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)

 

新たに仲間に加わった猫獣人イヅツミの言動を通して身につまされる思いになる。

でも嫌いな物全てを避けて通ったら

どんどん道が遠のいちゃう……でしょ? 

アセビちゃん

少しの面倒に負けて迷子にならないでね 

ちっとも説教臭く感じないのはなんでかな。漫画自体が圧倒的に面白いからかな。ハラハラするし笑えるし本当に素晴らしい作品だなあ。地上に戻ったカブルーによるエルフ達との駆け引き、ライオス達の黄金郷への滞在と重大なエピソードが続くが、本巻最大の見どころはやはりセンシのトラウマ克服回だろう。とても感動的で、やっぱりきっちり笑える。このバランス感覚は唯一無二だと思うし一度読んだらやめられない。そしてあまりに気になり過ぎる次巻への引き。こちらも続きが楽しみすぎる。

 

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

今更ながらにジャンプで立ち読みはじめて見たらめちゃくちゃ面白かったので(マンションに幽閉されるところから読み始めた)、慌てて単行本購入。で読んだらぶっ飛んだ。立ち読みでは、すっかり仲間に溶け込んだ主人公の姿を見ていたので、それと1話の救いようのない境遇とのギャップでいっそうぶっ飛んだ。今どき少年ジャンプを読んでる少年がどれだけいるのかわからないけど、感受性豊かな頃にこんな作品に出会える少年達が羨ましい。本当におもしろかった。主人公のエゴイズムがたいへん心地よい。ただし今後、もし順当に「愛」とか「自己実現」みたいな方向の欲求の獲得を目指してしまうのなら一気にストーリーが陳腐化しそうな危うさは感じるけれども。なんにせよ今一番楽しみな作品。この作品は単行本で一気に読みたいのでジャンプの立ち読みは止めにします。

 

独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)

独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)

 

タイトルが…良いよね…。と思って買って読んでみたが評判ほどには楽しめなかった。短編集なので出先で少しずつ読んで良い暇つぶしにはなったけれども。一番おもしろかったのは「Ωの聖餐」か「オペラントの肖像」かな。