読んだ本とマンガ/2019年3月

2019年3月に読んだ本とマンガをメモしておきます。

ヒナまつり 16 (ハルタコミックス)

ヒナまつり 16 (ハルタコミックス)

 

正直言うとちょっと勢い落ちてきたかな~って思った。瞳さんメインのエピソード(タブレット端末と化した瞳さん)は相変わらず面白いんだけど、1巻に1,2話あるのが丁度良いバランスだと思っていて、これまでは脇を固めるエピソード達も大変面白かったのが今巻に限ってはちょっと微妙だったかな~って感じ。とはいえ今後も追い続けるけど。

 

呪術廻戦 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

今巻は特に富樫みが強かったように感じた。順平というとても哀れなキャラクターが何の救いもなくあっさりと死んじゃうんだけどその一連のシーンとかね。しかし面白いなあ。キャラもいちいち魅力的だし。これ絶対死ぬやろ、ていう回想シーンに入ったキャラが一転死ななかったりとか展開の妙もあり、読んでいてとても楽しい作品ですね。ジャンプも立ち読みしてるんだけど、連載ではまさかの野球回に突入して草だった。

 

波よ聞いてくれ(6) (アフタヌーンKC)

波よ聞いてくれ(6) (アフタヌーンKC)

 

あまりに現実離れしたトンデモ展開でまさかの夢オチあるか?と思われた宗教施設拉致監禁編が現実設定のまま終了して日常回が戻ってきた!そして始まったのはミズホ成長譚…ではなくマキエさんアゲアゲ回でした。これがテコ入れってやつなのかどうかは知らんけどバチボコに面白かったのは確かです。メインストーリーの行く末も含めてますます混迷を極めてきた本作から目が離せませんね。

 

メランコリア 下 (ヤングジャンプコミックス)

メランコリア 下 (ヤングジャンプコミックス)

 

正直に言うと上巻の内容はほぼ忘れてしまっていた。その状態で読んだらなんとも不思議な感覚に陥る。これは過去作のキャラだよな、あれこれは上巻のエピソードとぼんやりつながってるような・・・。ストーリーの全体はぼやけたままで、しかし後半になると急激に筋の通った物語然としてきて・・・そして切ない形で終わる。上巻を読み返したくなる。上巻を読んだらまた下巻を確かめずにはいられないのだろう。物語の輪廻。完全に作者の思いの儘にされている感じ。よく出来た作品だと思いました。映画を観たらさらに感じるところがあるのかしら。とりあえず上巻読み返します。あと、とにかく絵が素晴らしい・・・。

 

すっぽん心中

すっぽん心中

 

久しぶりに読んでムカついてくる作品だった。表題作は、人生に目標もなく漫然と生きている主人公の若い男が、更にずっと若い破天荒な女と出会い、その言動に振り回されつつも刺激を受けてなんだかんだちょっと楽しい思い出ができました良かったですね、というだけのごく短いお話だ。なんだけど、何が腹立つかというと、もちろんわざとそうしてるんだろうけど、女をキャラとしてまったく掘り下げずに、ただめちゃくちゃな行動を起こして主人公を振り回すだけの物語的に都合の良い現象として描いているところだ。女の影響で主人公の凪のような人生に多少の波風が起きて、主人公がこういうのもたまには悪くないな、とか思って一定満足したら女はもうフェードアウトして行ってしまう。何の言葉も情念も残さずに。主人公にはなんとなくの満足感(と後からいつでも反芻できるように指先の傷跡)だけが残って。客観的に描写される女の身の上の境遇を考えると、女の内面にあるだろう絶望や諦念や、男と別れた後の女の行く末の悲惨さを読者は当然想像してしまう、が主人公の男はのほほんとして「変な奴に出会ってちょっと楽しかったなあ」くらいの風情で、指先の傷が治るとともに女のことも忘れ去ってしまうんだろう、くらいのテンションで日常に帰ってゆく。その、主人公の男の自己満足的な描写がムカいたのだった。ある種男の夢というか、日常に唐突に飛び込んでくる非日常みたいなシチュエーションには憧れるところもあるけれど、いやだからこそわたしは主人公を羨んで嫉妬しているのか?とか思わなくもない、なんか心がゴロゴロする作品でした。ムカつくけど爪痕を残されたって感じ。その他収録されていた2篇の作品は特に感じるところはありませんでした。

「すっぽん売って、そのお金で、すっぽん食べて、それで、どこか泊まって、これを繰り返せば、働かなくていいね」

「繰り返していたら、それが仕事になるよ」